最初はエンジンから。第1回のレーサー製作に実績あるベースエンジンを使用。つい最近まで88テラに搭載されていました。 外観洗浄し、クランクセンターシールをチェック、、、、、。問題なしでほっとする。クランクも軽く回ってGOOD。 これはいけるぞー。 |
クランクシャフトのウッドラフキーの状態確認すると、うーん、わずかに段差磨耗が確認。重要パーツであり、フルパワーにするためには新品へ交換あるのみ。 |
腰上部品の写真。刻印されたピストンがノーマルではないのがわかりますね。88RSピストンと92RSピストン。 どちらにするか検討して88に決定し前回と異なり結果はいかに、、、。 |
シリンダーとRCバルブ。シリンダーは88RKで前回と仕様が違ってどうなることか、、、。RCバルブはカーボン除去をきっちりと行う。 |
いよいよ腰上組み込み。ベースガスケットはHRC 0.6ミリを使用。クランクはRKではなくSTDである。 |
組みあがった腰上。圧縮ばっちり。初トライでもあり、セッティングに気をつけないと、、、。 |
クラッチをばらすと、やっぱり焼けていたね。交換あるのみです。 |
Jhaの強化スプリングを組み込みする。STDより若干強化されます。でも強化ではワッシャー入れた方が強力です。 でもワッシャーは半クラコントロール性に欠けるので見送りへ。 |
スペシャルリードバルブを組み込み。一次圧縮を上げてパワーをかせぎます。 |
インテークチャンバーは使用せず、メクラする。低速は必要ないし、セッティングが安定します。 |
混合なのでオイルポンプを外し、KISSのメクラ(絶版)を入れます。 |
ドライブスプロケットはノーマル15Tに対し、今回は14Tを入れます。これがベスト。400M地点で6速きっちり回せます。 |
完成したエンジン。ミッションオイルを入れ、ドレンボルトワイヤリングします。慣らし後、パワーチェック予定してます。 前回ほどのポンテシャルが出ればいいのたが、、、、、。 |
いよいよ車体編へ。フレーム組み立て前に前後サスとブレーキ、ホイールタイヤの準備は不可欠。ということで、まずはフロントサスオーバーホールから開始。使用したのは88STD。程度はまあまあである。 |
ばらす前にイニシャルは最弱にする。組み付けを容易にするためだ。その後トップのフォークボルトもついでに緩めます。 |
次に、ボトムケース最下部にある、ダンパー固定のボルトを緩める。ここでは取り外ししませんよ。だってオイルがだーだーと漏れちゃいますからね。 |
ばらした順番に並べるのだが、片方のワッシャーが誤組されていた。前のオーナーさんのは失敗してるね。 |
しっかりオイルを抜いちゃいます。インナーを上下に動かすと抜けがいいです。10分放置。 |
全部ばらばらに。シールやスライドメタルの状態は良くコンディションは悪くなかった。 |
写真では見難いが、少し点錆びがあり、ペーパーで修正する。 |
アウターチューブは錆びが目立ち、#320のナイロンで磨きをかける。 |
トップブリッジもバフがけのために磨く。 |
フォークオイルだが、開封済みのモチュールがあったのでそちらを使用することに。純正のスペシャルフォークオイルはレース車両でもかなりいいと聞きます。 |
フォークシールセットとスライドメタル新品。この2種類はOH時に交換したいね。 |
スライドメタルを先に圧入する。治具があると、ほんと簡単で楽です。 |
ワッシャーを入れて、次にオイルシール。インナーにグリスを薄く塗ってシール部を守ります。これも治具で圧入。 |
圧入してストッパーリングをセットしたところ。インナーを持ち上げて自重下降すれば問題なし。これはOKでした。 |
ステム整備も平行してしよっと。まずレースをたたいて外す。結構硬いよ。 |
塗装面から錆び汚れが目立ち、再塗装するために下地処理する。 |
塗装する缶スプレー。冬で気温は5度くらいしかなく、車のダッシュボードで暖める。冬だと入れても爆発には至らない。 |
研磨剤でバフがけ。完全鏡面まですると大変だし、レーサーなのでこれで充分かな。 |
アウターチューブもバフがけした。これもほどほどの仕上げへ。油面は128mmが正規だが、いつも120mmでしている。 劣化もあるし、硬めが好きなので。 |
リアサスの整備。サスは89用。リンクプレートも89。ニードルベアリング部にはモリブデングリスでグリスアップ。かなりきれいになった。89STDサスも88に使用するとかなりフィーリングが良くお勧め。 |
ステム塗装。クリアーも吹きかける。新品以上の輝きに。にんまり。 |
部品順番が飛んで、タンク部品の整備へ。街乗り用のテラブルーのタンクがデフォームしてしまい、最近手に入れたタンクと交換することにした。テラのタンクはレーサーへ搭載予定ということで、新しいタンク整備をする。コックは新品。なぜなら磨耗してOFFでもリークすることがありますからね。バルブはOリング交換。Oリングも絶版になりました。コックレバーは塗料剥げにて、汚いでしょ。何か塗っているぞ。 |
実は白クレヨンを塗ってます。このようにべた塗りする。 |
ウエスでふき取ると、あらまあこのようになります。これは使えるね。 |
次はブレーキ整備へ。写真はフロントのパッド固定ピン。錆びがあってこのままではNG。ペーパー修正しないと。 |
キャリパーのピストンもご覧のように錆びがひどいね。OHが必要だあー! |
キャリパーを割る。割るにはトルクスソケットのE12を使用しないとばらせないよ。 |
ピストンを外すと、あちゃー!錆びが中央にあって使えそうもないか。ストックキャリパーから部品調達するか。 |
フロントだけでも8個ピストンがあって大変です。全て#1000のペーパーで修正して錆びを落としました。 |
組み込みしたキャリパー。パッドは格安で買ったもので、制動能力がどれだけなのか試す目的で装着した。NGだったらデイトナ赤へ変更予定。 |
次はマスターをOHする。ピストンは最低交換しないとね。 |
マスターピストンセット。このようにバラバラであり、セットアップが必要だよ。 |
組み込み後の写真。あきらかに現状のはNGレベルかな。 |
組み込みの最後にスナップリングで固定しますが、しっかり入ったか確認しよう。 |
ホースはステンメッシュです。シールワッシャは新品にします。 |
完成したFブレーキASSY。ホースはスパイラルチューブで保護します。10Mが248円の超特価でした。ラッキー。 |
キャリパー分解に必要なトルクスセット。オーナーさんは是非持っておいて損はありませんよ。 |
転がせる準備するためにはフロントフェンダー組み付けが必要で、フェンダー予備を見るときれいなものがないね。ということで、塗装が必要かな。しかし汚いね。 |
#600ペーパーがけして、パーツクリーナーで洗浄しエアーブローしてゴミを吹き飛ばす。冬で気温も低く、ドライヤーで暖めて塗装開始するぞ。 |
白とクリアーを吹いてきれいに塗れた。わずかにはじきが出たが、レーサーなので、まあいっか、、、。 |
ステムレース組み付け準備。部品を用意します。 |
ダストシールを入れてレースをその上に。圧入用治具はあると便利。 |
治具をセットしてハンマーで少しずつたたく。ダストシールが固定されたらOKかな。 |
どうです、新品みたいなステム部品でしょ。きれいに簡単にセットできました。 |
メインフレームの上下レースをたたいて外す。外す際も慎重にしないとフレーム側が歪みますから。 |
外したレース。長年使用するとレース段差磨耗してNGですね。OHする場合の重要部品です。 |
アッパーベアリングを用意する。新品はいいね。 |
フレームをよく洗浄して、圧入治具へレースセット。この方法は確実で早くできますが、価格が3万円はする。 |
メガネで慎重に締め付けしていく。あまりトルクはかけられないので、様子を見て序々に。 |
見違えるようにきれいに入った。完璧だね。 |
これで4回目の使用。なかなか出番がこないが、ステムの重要性は足廻りで最重要ポイントなので。完全整備するとこれほど楽しいNSRはない。しかしされていないと速く走れないし危ないし、第一楽しくないよ。 |
ボールをセットしてたっぷりグリスを塗る。上も同じで、ロックナットを締めて調整する。 |
フレーム製作編へ突入します。まずはフレームとスイングアーム合体へ。各ベアリングはグリスアップはしないといけないね。 |
リアサスとリンクの取り付け。今回も89用を流用する。89サスは88に相性バッチリというよりポテンシャルアップするよ。 と、もうひとつの狙いはリアを上げ気味にしてフロントを下げ、ゼロヨンのリフトアップしにくいようにしたい。 |
足回りは重要なので、ボルト締め付けはトルクレンチでばっちりにする。前後スタンドを入れて骨組みだがレーサーちっくだねー。 |
ステムの締め付け。2.7Kほどだが、数値にしばられることなく乗って確認した上で締め緩め調整します。 |
フロントフォーク組み付け。突き出しをMAXの15mmに設定。少しでも浮きにくくしないと。 |
フロントフォーク組み付け完了。ステムのボルトは規定値のトルクはボトム5Kとトップ1.1Kへ。 |
フロントフェンダーの組み付け。塗装仕立てなのでとってもきれいです。 |
フロントホイール、タイヤ組み付け。前回ゼロヨンで使用したホイールだ。タイヤはBS BT090。 |
リアホイールのスプロケットハブの整備。ベアリングはOKで各部きっちり洗浄グリスアップして組み付け。 |
リアブレーキの組み付けと思ったら、入らない??なぜと思うとMC21のキャリパーでした。ガーン TOT。 先日手に入れた88ブレーキASSYを慌てて出して整備することに。参ったなあ。下がMC21用。 |
ピストンも少々錆びがありまして、エアー圧でピストンを押し出しします。一気にすると飛んで行くので、ゆっくりと。 |
リアホイールを組み込みして、バイクらしくなってきましたよん。ドリブンスプロケットは41T。 |
スタンドを塗装する。20年も経過するとさすがに錆びと汚れが気になってしまうからね。 |
フロントブレーキの取り付け。ホースの取り回しを注意しつつ、しっかりエアー抜きする。 ステンメッシュなのでガツンと効くまで必要だ |
Rブレーキステップの整備。よーく洗浄してグリスアップ。 |
ステップバー裏のボルトはこのように反対にプレート固定して締め付けすると楽だよ。 |
メーターステーとアッパーカウルステーを塗装する準備。錆び錆びだねえ。 |
しっかり洗浄してきれいに塗れました。 |
しばらく休止していた整備だが2008年5月に再スタート。前回塗装したステーを取り付けする。きれいだよ。 |
RCバルブモータ取り付けのネジ部がややスムーズでなく、タップ修正する。 |