エンジンオーバーホール

以前作った整備のページが消失してしまい、
新たにエンジンOH製作のページを作ることにしました。
以前よりOH精度が上がっていることと、
詳細に作っていきたいと思います。

*注意事項
エンジンOHのページはあくまで個人の一手法でやっています。
正確な方法につきましては、純正のサービスマニュアル参照願います。
これはOHマニュアルではありませんので、参考程度にご覧ください。

エンジンOH   用意したベースエンジン。クランクの状態は良好。Rシリンダー抱きつきが見られます。これを元にして スタートします。
エンジンOH   エンジンに付いている付属品を外します(オイルポンプ、リードバルブ、ホース、ピックアップコイル、マウントラバー) サイドスタンド連結のマウントラバー2個がちぎれていました。ボンドで接着します。
エンジンOH   ミッションオイルをきっちり抜きます。このままでは少しオイルが残ります。私の場合はエンジンを持ち上げて真横にし、また置くことで 残ったオイルが抜けます。数回実施ですよ。
エンジンOH   エンジン外観を洗浄します。整備中にゴミがエンジン内に入らないようにするためです。 ワイヤーブラシ、ナイロンブラシ、潤滑剤、ウエス、パーツクリーナーを用意
エンジンOH   潤滑剤を吹きかけてワイヤブラシでゴシゴシ。ナイロンブラシで細かいところをブラッシング。 ドライブスプロケットはかなり汚いですから大変
エンジンOH   全体を洗浄して、最後にパーツクリーナーで汚れを浮きし、エアーブローして仕上げる 今回は全バラするので、クランクへゴミが入ってもばらして洗浄するのでメクラしません。 腰上だけの片はガムテープなどで中に入らないように処置してください
エンジンOH   ソケットレンチ10mmを使ってヘッドのナット6個を外す
エンジンOH   フロントのヘッドは打コン跡があり、使用不可です。
エンジンOH   シリンダーはなぜか状態は悪くない
エンジンOH   シリンダーのナット4個をメガネ12mmで外す。RCバルブ下が狭いのでKTCのメガネを 使いましょう
エンジンOH   プラハンかゴムハンマーでたたいてシリンダーを抜きます。ビクともしない場合があり、 その場合はメタルハンマーで軽く後ろのセンターをたたき、プラハンでたたいて抜きます
エンジンOH   ピストンが見えます。状態は悪くなさそう
エンジンOH   と思ったら、深いキズありました。使わないほうがよさそう。
エンジンOH   ラジオペンチでピストンピンクリップを外す
エンジンOH   勢いで飛んでいくことがあり、指でクリップを抑えて抜きます
エンジンOH   次にピストンピンを抜きます。平行ピンポンチでたたいて抜きます。
エンジンOH   ピストンピンが抜けるとピストンも抜けます。クランクにニードルベアリングがあるので 忘れず取り外す
エンジンOH   リアヘッドは問題なさそう
エンジンOH   シリンダーは少しかじった跡がありました。
エンジンOH   リアのピストンはキズ多数につき、ご臨終です
エンジンOH   360度ひどい状況でした
エンジンOH   シリンダーもキズがひどい。再メッキしないと使えませんね
エンジンOH   シリンダー部品は1つにまとめてトレイに置きます。
エンジンOH   ガスケットをスクレーパーを使って剥がします。スクレーパーはオルファ 鉄の爪 T−25 替え刃となってますからムダがありません。 
エンジンOH   きれいに剥がしたところです
エンジンOH   スクレーパーを使うとどうしてもキズになりやすく、オイルストンで均す
エンジンOH   ダイスでM8スタッドボルトを修正。錆びている場合が多いからです
エンジンOH   クランクセンターシールのチェックをしてみよう。灯油と2ストオイルの混合油を準備。混合比の決まりはないですが 自分の場合は灯油5に対しオイル1ですか。
エンジンOH   リアシリンダー側へ投入。フロント側に漏れなければOK。漏れたらクランクご臨終です。
エンジンOH   10分ほど放置してフロントを確認。これはOKです。
エンジンOH   Rカバーを外すため、ボルトを緩める。多数のボルトがあり、長さもばらばらなので ボルトを順番通りに置くのがいいでしょう。
エンジンOH   ボルトを全部外したら、プラハンなどで、たたいてカバーを外す。
エンジンOH   ウォーターポンプのギヤにワッシャーが残っているので、忘れずに取ります
エンジンOH   次にクラッチを分解します。いらないドレンワッシャのアルミ材をギヤに噛ませる
エンジンOH   クラッチ上の5本のボルトを緩めて外す。中にスプリングもあるので忘れないにします。
エンジンOH   プッシャプレートとクラッチプレートを取ります。
エンジンOH   プッシャプレートにはベアリングがありスムーズに回るかチェックします
エンジンOH   クラッチプレートの確認。これは焼けているプレート。こうなると滑りが発生してしまう
エンジンOH   これはOKと判断
エンジンOH   フリクションディスクの厚み確認します。新品は3.1mm 使用限界は2.5mmです
エンジンOH   3.1mmとOKですね。今まで多くのエンジン確認しましたが、湿式エンジンでこのディスク磨耗はほとんどないことがほとんどでした。むしろクラッチプレートの 焼けが多く滑りが発生するということが多い傾向にあります。
エンジンOH   続いてスプリング自由長の測定。新品で39mmくらい 使用限界は38mm以下
エンジンOH   38.8mmでOK
エンジンOH   クラッチリフターガイドを抜き取りします。中にはスチールボールもあり、忘れずに取っておきます。
エンジンOH   続いてナットを緩めますが、緩み止めでかしめてあります。これをマイナスドライバーで起こす。
エンジンOH   クラッチセンターホルダーという特殊工具を使用します。このようにセット。工具は純正でもOKですし、近くの工具のストレートさん、アストロさんにも常時あります。
エンジンOH   27mmのソケットを使って緩めます。
エンジンOH   緩めるとナットの下にワッシャがありますから、忘れずに取ります。
エンジンOH   クラッチハウジングを抜き取り、メインシャフトには2個のニードルベアリングがあり、損傷がないか確認します。
エンジンOH   オイルポンプを外します。3箇所のボルト
エンジンOH   オイルポンプ本体を外すとピンが2個、Oリングが2個ありますから、なくさないように。
エンジンOH   クランクのプライマリーギヤのボルトを緩めます。緩み止めの特殊工具ギヤホルダを使います。これは純正工具のみです。
エンジンOH   14mmのソケットを使って緩めます。10K近いトルクで締まっていますので、1/2インチタイプでないと厳しい。
エンジンOH   ギヤにはペンでチェックが入ってます。ギヤには向きがあるので、確認が必要
エンジンOH   ギヤを外したところです
エンジンOH   続いて、フライホイールを外します。特殊工具ユニバーサルホルダを使用。工具屋さんでも購入可。センターの14mmメガネでボルトを緩める。
エンジンOH   ボルトとワッシャがあります。
エンジンOH   フライホイールにはネジがきって加工してありますが、汚れて見えませんね。
エンジンOH   きれいに清掃すると見えました。
エンジンOH   ここも特殊工具フライホイルプーラを使います。(工具屋さんで購入可)左のアタッチメントは純正ですが、なければM8の短いボルトを流用してもよいかと。
エンジンOH   2つの特殊工具を使います。フライホイルプーラはフライホイールのネジに固定します(逆ネジ)それから十字ハンドルを右を回せばカチンといって抜けます。 硬い場合はメガネを当てて使いましょう。
エンジンOH   外したフライホイール。
エンジンOH   フライホイールを抜き取るとACジェネレーターがあり、3個のボルトを緩めて外す。
エンジンOH   2ストオイルポンプの取り付け穴の下には、ワッシャがあり、なくならないように抜き取りします。
エンジンOH   赤丸のボルトを緩めて外す
エンジンOH   ボルト組み付け順に並べます
エンジンOH   赤丸のM8ボルトを緩めて外す。
エンジンOH   ここへマイナスドライバーを入れて奥側へたたく。そうするとケースが簡単に割れます。
エンジンOH   クランクがどちらかへくっつきます。プラハン等でたたいて外す。
エンジンOH   たたいて外れない場合はマイナスでこじって外す
エンジンOH   分解完了。クランクのベアリングを手で回して異音がしないかチェック。ガラガラと鳴ったらアウト。引っかかりがあってもNG
エンジンOH   ケース面に付いたガスケットをスクレーパーで剥がす
エンジンOH   ロアーケースも同じく
エンジンOH   ガスケットを剥がしたら、オイルストンで均す
エンジンOH   アッパーケースもね。最後はエアーブローしてゴミを全て飛ばします。
エンジンOH   クランクは使用可能なんですが、安心して永く乗るにはクランクを交換した方がいい。これは井上ボーリングさんに依頼した OH済みクランク。ベアリングは全て新品交換、センターシール新品、コンロッド大端ベアリングのサイドワッシャ新品を組み込みし 芯出し1/100mm以下へ仕上げられていて、純正新品より性能は上。52500円です。
エンジンOH   MC28のベアリング使用につき、回り止めピンサイズが大きくなってます。仮フィティングしてみる
エンジンOH   これはフライホイール側のピン。太くて長いので干渉してます。
エンジンOH   これはセンター
エンジンOH   これはパワートレイン側。全て当たっているところをチェック。このままではケース組み込み不可
エンジンOH   削るためにエアーリューターを用意
エンジンOH   フライホイール側の削り
エンジンOH   センターの削り
エンジンOH   パワートレイン側。ちょっとずつ削りフィティングを繰り返して完了させます。
エンジンOH   新品オイルシールを用意。これはフライホイール側
エンジンOH   これはパワートレイン側オイルシールですが、残念ながら廃盤にて買えません。私の場合は なくなる前にストック化していたために、まだ十分にあります。
エンジンOH   代替として、MC28のシールを使います。幅がわずかに細い。
エンジンOH   フライホイールの位置決めに使うウッドラフキーの新品。エンジンOHには必ず交換するように しています。なぜなら磨耗している事が多く、ガタが出ると点火タイミングずれになります。
エンジンOH   クランクのベアリングが乗る部分に2ストオイルを塗布します
エンジンOH   ケース上下にしてね
エンジンOH   オイルシールの内側へオイルを塗布
エンジンOH   ロアーケースへクランクをセット。回り止めピンがきちんと入るか確認します。オイルシールもずれがないか 要注意です。以前中古エンジンでセンターシールがガタガタになっているものを発見。原因は生産時にセンターシールリブが ケースにはまっていなくずれていたためにシールが破損というものです。
エンジンOH   アッパーケースの結合面にガスケットを塗る。私が使用しているのはスリーボンド1215。 純正は1207Bです。1215でも問題はありません。
エンジンOH   ガスケットを薄く塗る。塗りすぎてもはみ出てしまうので、よくありません。
エンジンOH   ケースを慎重に組み合わせる。ノックピン2個あるので付け忘れのないように
エンジンOH   M6ボルト4個とM8ボルト1個を仮締めする
エンジンOH   ロアーケース下部へM8ボルトを入れて締め付け
エンジンOH   締め付け順ですが、真ん中上から下、左上、右下、右上へ。少しずつ締めていく
エンジンOH   トルクレンチで2.5K
エンジンOH   アッパーケースの締め付け。M6は1.2K。締め付け完了後はクランクがスムーズに回るかチェック
エンジンOH   ウッドラフキーを打ち込みする
エンジンOH   使えないパーツが数点あったために、部品取りエンジンをばらす。ほしいのは Rカバー、クラッチ。
エンジンOH   Rカバーは問題なく使えそうだ
エンジンOH   ウォーターポンプギヤ。軽く回ったらNG。又クラックの大きいものもNG
エンジンOH   クラッチもこちらの方が程度いい。
エンジンOH   ミッションオイルのフィルターがあるのでボルトを外す
エンジンOH   これはあまり汚れていなかった。
エンジンOH   フライホイールの錆びを取ります
エンジンOH   電動ワイヤーブラシを用意
エンジンOH   磨き完了。かなりきれいになったでしょ。
エンジンOH   クランクのプライマリーギヤを組む。
エンジンOH   回り止め工具を使用
エンジンOH   9Kで締め付け
エンジンOH   ニードルベアリング2個を入れてオイル給油
エンジンOH   オイルポンプの用意。位置決めピン2個とOリング2個があるか確認
エンジンOH   ピンとOリングをセット
エンジンOH   オイルポンプを組み付け
エンジンOH   クラッチハウジングを組み込み
エンジンOH   ピント合わなかったですが、ワッシャーにOUT SIDEを上にして組む
エンジンOH   ナットを入れて、トルクレンチで締め付け。6K
エンジンOH   ナットをマイナスドライバーでたたいてかしめる
エンジンOH   クラッチフリクションプレートの厚み測定
エンジンOH   計測値3.1mmと新品と同じレベル。2.8mm以下で交換
エンジンOH   クラッチプレートとフリクションディスクを交互に組み込み。オイルを表面に塗布する
エンジンOH   クラッチリフタガイドへスチールボールを入れる。中へはオイル給油
エンジンOH   リフタガイドをセット
エンジンOH   プレッシャープレートを組み込み
エンジンOH   これはMC16のオイルドレンワッシャ。これをクラッチスプリングへ入れるとクラッチ強化対策できます。 一番安く強化できますよ。
エンジンOH   スプリング自由長の測定
エンジンOH   測定値は38.4mm。38.0以下は交換
エンジンOH   スプリングはこのような順番で組む
エンジンOH   5本のボルトを均一に締め付け。強化ワッシャーは位置ずれしやすいので慎重に
エンジンOH   ギヤへ不要なアルミを噛ませる。トルクは1K程度。オーバートルクに注意。ネジ折れます。
エンジンOH   Rカバーガスケットを入れる。密着部位にオイルを塗布する。次がはがれ易くするためです。
エンジンOH   ウォーターポンプギヤのワッシャーを入れる
エンジンOH   オイルドレンワッシャーを新品に交換。あとはRケースカバーを組み込みして、ボルトを締め付け。トルクは1K程度
エンジンOH   ACGジェネレーターの組み込み
エンジンOH   続いてフライホイールの組み込み。ウッドラフキー位置確認しながら慎重に組む。マグネットで引き寄せられるので ケガには注意してください。
エンジンOH   ボルトの締め付け 9K
エンジンOH   シリンダーヘッドを用意して洗浄します。
エンジンOH   オイルストンで軽く均す
エンジンOH   プラグタップの修正。M14−P1.25です。これは洗浄と穴修正と効果は大きい
エンジンOH   切粉と汚れも押し出されます。
エンジンOH   新品のようにきれいになったでしょ
エンジンOH   続いてピストンを用意
エンジンOH   縦スジは当たりの強いところで、#400ペーパー修正。円周方向研磨
エンジンOH   カーボンを落としてきれいにしました。
エンジンOH   シリンダーを用意
エンジンOH   ノックピン固着している場合は9mmのドリルを入れてたたくと抜ける
エンジンOH   スクレーパーでガスケットを剥がす
エンジンOH   仕上げにオイルストンで均す
エンジンOH   チャンバー取り付けのスタッドボルトをダイス修正。錆びも落ちる。
エンジンOH   シリンダーヘッドのM7ボルトもダイス修正
エンジンOH   RCバルブを取り外す。
エンジンOH   オイルシールを壊して抜く。そのまま抜く方法もありますが、中のEリングが大きく曲がり シャフト固着していると簡単に抜けないからです。
エンジンOH   マイナスドライバーでこじって抜く
エンジンOH   オイルシールを抜くとこのように
エンジンOH   逆ネジナットを組む
エンジンOH   150mmモンキーレンチに挟んで上方向へ抜く
エンジンOH   RCバルブシャフトを抜くとバルブが取り外せる。シャフトにはカラー入ってますので とり忘れなきこと
エンジンOH   電動ワイヤーブラシできれいにします。
エンジンOH   エギゾーストポートの洗浄
エンジンOH   このようにきれいにします
エンジンOH   シリンダーの確認。少し縦スジありますのでペーパー修正。#400
エンジンOH   軽症なので簡単でした。
エンジンOH   ヘッド面をペーパー研磨。スタッドボルトを外して、オイルストンで均すのがベストです
エンジンOH   腰上部品段取り完了
エンジンOH   腰上を組み立てします。ここへオイルを塗布。ガスケットが次回剥がしやすくなります 。又、クランクへも給油します。
エンジンOH   新品ガスケットを入れて、シリンダーノックピンを2個入れます
エンジンOH   コンロッド小端の新品ベアリングを入れる。給油してね
エンジンOH   ピストンリング新品を用意
エンジンOH   ピストンリングは2個あり、それぞれ形状が異なる。Nマークの刻印が上方向で、テーパー形状が 上側となります。逆に付けると上側のリングが喰い込んだ感じとなります。
エンジンOH   ピントンリング部分へ給油する。
エンジンOH   センカドリングの組み込み。慣れが必要ですが、位置合わせへ指で片方押さえ込み、一気に広げて 入れ込みします。中途半端にすると、トップリングに入って喰い込みします。
エンジンOH   トップリングは比較的容易にできる
エンジンOH   組み込み済みのリング。位置確認してね
エンジンOH   ピストンピンの部分へオイルを給油
エンジンOH   新品ピストンピンを入れる。回転させながらオイルをなじませる
エンジンOH   クリップの取り付け。片側をきちんと指で押さえて入れる。これをしないと、はじいてクリップが飛んで 行方不明になることがあります。クランクケース内に入ったら、最悪です。
エンジンOH   きれいに入ったか確認する
エンジンOH   RCバルブを組み込みします。部品確認
エンジンOH   モリブンデングリスを塗布
エンジンOH   シリンダーへ組み込みして、作動確認します。引っかかりが出たらNG
エンジンOH   新品オイルシールを用意して12mmソケットを使って圧入する
エンジンOH   きれいに圧入できた。
エンジンOH   軽く回るか確認
エンジンOH   シリンダーへ2ストオイル塗布して、1周なじませる
エンジンOH   上側も同じく
エンジンOH   ガスケットにも給油する
エンジンOH   リングを指で抑えてシリンダーを入れる
エンジンOH   ノックピンのところへは簡単に入らないので、ハンマーで軽くたたいて入れる
エンジンOH   新品ナットを取り付け
エンジンOH   2.5Kで締め付け。
エンジンOH   RCバルブのところはレンチが入らないため、メガネを使う。トルクは勘になるが。
エンジンOH   ヘッドガスケット新品を組み付け。EXマークを排気ポートへ
エンジンOH   新品ナットで1.5Kで締め付け。対角にして少しずつね
エンジンOH   組み付け完了。もう1組のシリンダーも同様に
エンジンOH   リードバルブ部品を用意
エンジンOH   分解して洗浄
エンジンOH   リードバルブの開きがないか確認。裏返して取り付けするのもいいでしょう。
エンジンOH   ガスケットを組み込みしてオイルを塗布。リードバルブを入れます。
エンジンOH   マニホールドとインテークチャンバー取り付けする。マニホールドはひびの入ったものは 2次エアー吸い込みによる、セッティングずれとなる場合があるので、注意してください。 といっても新品はありません。MC21以降のものへASSY組み換えもいいでしょう。
エンジンOH   ウォーターホース組み込み。
エンジンOH   オイルポンプを用意
エンジンOH   オイルシール抜けトラブルもあるので、抜けていないか確認。MC18の場合抜けるトラブルは 発生しにくいと思います。
エンジンOH   ポンプをきれいに入れて、ボルト締め付け。ギヤの組み込みになりますから、無理に入れないように。
エンジンOH   ピックアップコイルの取り付け。ACGのケーブル保護カバーも共締めとなる
エンジンOH   マウントラバーの組み込み
エンジンOH   上側へもね
エンジンOH   10W30のオイルを800cc用意
エンジンOH   オイルを入れたらレベル確認
エンジンOH   電装部品の確認をテスター抵抗チェックする
エンジンOH   これはピックアップコイル 210から220ΩでOK
エンジンOH   ACGジェネレーター 0.06から0.07ΩでOK。3相なので、4個のピンのうち3箇所 測定です。
エンジンOH   オイルポンプソレノイドは5Ω弱
エンジンOH   保管するので防錆ビニールへ入れる
エンジンOH   農業用収穫箱コンテナがちょうどいい。これで保管へ。2ストは構造がシンプルですからやりやすいです。 1台のスペアエンジンは今後持っていた方が今後困らないでしょう

メカニカルシール交換おまけ編
エンジンOH   Rケースカバーのウォーターポンプカバーを外し、12mmソケットとフライホイール用のホルダーを使って 緩める
エンジンOH   インペラーとギヤが外せます
エンジンOH   ギヤにクラックが入ってないかチェック。結構入ってます。使えないことはないものの そのうちに割れて空回りします。できれば交換したい
エンジンOH   中にベアリングがあり、ポンチでたたいて抜く
エンジンOH   外れたベアリング。これは交換しましょう
エンジンOH   次は、メカニカルシールをケース裏からたたいて抜く
エンジンOH   ポンチではなかなか抜けないので11mmソケットを使ってたたいて抜いた
エンジンOH   抜いたら、ケースをきれいに洗浄して、新品シールを準備
エンジンOH   最初にオイルシールを圧入し、メカニカルシールをセットして26mmソケットでたたいて圧入します
エンジンOH   きれいに入ったか確認します。
エンジンOH   新品ベアリングを用意して、19mmソケットで圧入
エンジンOH   右が古いシール。白いところが減るとシール性が甘くなって、漏れる
エンジンOH   インペラーにもうひとつのシールを装着。ワッシャーも入るので注意
エンジンOH   逆の手順でギヤとインペラーを締め付け。1.2K
エンジンOH   ガスケットを用意して組み付け
エンジンOH   手でギヤを回します。少し抵抗感があって回ればOK。メカニカルシール交換完了です。
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